!!!赤痢(せきり) {{category 特殊能力}} {{category パワポケ2}} !!赤痢とは パワポケ2の戦争編で発生する病気(ステータス異常)の1つ。4つある病気の中で一番体力の減りが少ないが、なかなか完治しない厄介な病気。西方、南方で頻発するスコールや、その辺の草を食べるイベントで発症する。体力が限りなく低い時に後者のイベントが発生すると即死することがある。戦争編スコアではそのときの死因が「ゲリで体力尽きる」である。ちなみに「赤痢」は俳句で夏の季語である。 !!マラリアの次に死者が多かった病気 パワポケ2の戦争編では南方戦線や西方戦線で飢えた主人公が見境なく草や葉を食べて感染するが、実際にはその草を食べている虫を食べても感染する。それどころか汚染された水を飲んでも簡単に感染するから恐ろしい。赤痢は赤痢菌と赤痢アメーバによるものがあり、戦争編で感染しているのはアメーバ赤痢である。どちらも熱に弱いので必ず熱を通さないと感染する。菌でもアメーバでも赤痢になれば体内の大腸に病巣を作って繁殖し、腸壁を食い荒らすように破壊する。その際に大腸から出血して激しい腹痛に見舞われ、下痢を伴う血が混じった軟便を大量に出して死んでいく。1日あたり20〜30回の血が混じったゼリー状の軟便と腹痛に苦しむことになる。煮沸すれば赤痢は菌もアメーバも死ぬが、西方戦線や南方戦線は熱帯特有の雨季があり、雨季は毎日、雨季でなくても時折スコールに見舞われ、ずぶ濡れになれば燃料も濡れて使えなくなる。火が使えないことで赤痢に汚染された虫や草葉を食べたり生水を飲んだりすることで赤痢になって死ぬ兵隊が多かった。特に西方戦線のモデルである現実のインパール作戦ではマラリアに並んで赤痢で死ぬ兵士が相次いでおり、戦死よりも病死の方が遥かに多かった。 ---- 編集者 ゆっくり零仁