転職のきっかけ

幸いな事にこの1か月は159も壊れていないので,やっと別の事が書ける!という事で,以前から書こう書こうとして書いていなかった転職の事でも書こうと思います。もう4年近く経とうとしている内容ですが。まずは,転職を考えたきっかけについて。

と言っても,私の場合は別に突然転職を思い立った訳ではなく,新卒で入社した時から,「果たして一生ここに勤められるのだろうか?勤めてていいのだろうか?」という思いは常にあって,転職を全く考えずに会社に尽くしてきた事などありません。転職する人がいれば,なぜ?どこに?どうやって?を常に聞きに行きましたしね。なので,そういう思いがなく,ひたすら会社に尽くしていける人の事をうらやましく思う事もあります。

いろいろその人その人で会社に対する不満もあるだろうし,いろいろな不満が積み重なって,それがある日許容値を超えてしまうと,人は転職を決意するのではないでしょうか?と,私は思うんですけどね。

なので,これから書く内容が転職理由の全てではないし,転職理由など1つではありません。ちょうど転職活動を始めるきっかけになった出来事ではあります。

当時の私は,3年ほど親会社に出向していて,いろいろ上流工程やら自社にないスキルを吸収して帰ってきたところだったんですね。で,帰任してさあ新しい仕事をやるぞ!と思いきや,そうはなりませんでした。ちょうどその頃とある部署のメンバが,バタバタとメンタルをやられて入院してたり,チームが壊滅状態になってたんですね。で,その悲鳴を上げているチームをとりあえず助けてくれ!という事で,一時的にそのチームのリーダーとして配属されました。

そのチームは,非常にフラストレーションが溜まる職場でした。というのも,そのチームはハッキリ言って非常にモラルが低く,スキルが高いとか低いとかいう以前の問題を指摘・指導する事がほとんどで,私の経験がほとんど生かされず,本当にウンザリしていました。出向する前にいたチームでも,ここまでレベルは低くなかったし,小学生でもこんな事注意しなきゃいけないヤツはあまりいないだろう,とすら思っていました。

メジャーで修行してきてやっと日本のプロ野球の若手に技術やマインドを教えられると思っていたのに,戻ってきた先が四国の独立リーグとかどこかの草野球チームだったようなものでしょうか。「せっかく持ち帰った技術を広めていきたいと思っていたのに…一体何のために出向していたのだろうか?私は幼稚園の先生をやるために出向していた訳ではない!」というイライラとの戦いで,思えば正直職場でもほぼ常に怒っていたと思います。チームのメンバからも恐れられていたと思います(今でも別に悪いとか間違っていた事を言ったとは全く思っていませんが)。

そして,1年が経過したのですが…あまり状況は変わらず,一時的だったはずの配属も変わる気配がない。メンタルで休職していたメンバも復帰のめどが立たない。半期ごとに上司との面談があるので,その都度文句を言っていたのですが,変わる気配がない。

そしてGWに入る直前のある日,怒りを通り越して呆れてしまうような,あまりにも低レベルなミスについて注意する事があり,本当にウンザリしてかなりダークな気分で長期連休を迎える事になりました。

そこでふと,思いました。

すぐ異動させてもらえる事を信じてこの1年間がんばってきたが,果たしてこのまま待っているだけでいいのか?

世間的に見れば今の会社もそこまで悪くはないと思うが,ヨソにはもっといい会社があるのではないか?一度外の世界を覗いてみるのもいいんじゃないか?

当時31で,転職には適齢期と言えば適齢期…一度しかない人生,このままぼーっとのんべんだらりとしてていいのか?

今なら出向の事も,ちょうど職務経歴書映えがして結構いい感じに書けるんじゃないのか?

いろいろ考え,一度転職活動というものをしてみて,今の自分が外の世界ではどの程度評価してもらえるのか?というのを聞いてみようと思いました。何が何でも転職してやる!今の会社にいたら死んでしまう!どうにかなってしまう!というような辞めたい辞めたいの強い覚悟ではなく,外の会社の声を聞いてみて,お前なんか大した事ないという答えなら,今の会社に残る。諦めておとなしく今の会社一本でがんばって打ち込んでいける覚悟ができる!という,割と軽いノリで転職活動をスタートしたのでした。

ちょうどGWの時間のある時にそういう機会やきっかけがあった,というのも何かの巡り合わせだったのでしょう。

当然,ここに書いたような内容は傲慢とも取られかねないので,面接とか今の会社では一度も言った事がありませんけどね。

つづく。


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黒田 真行

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