東野圭吾 幻夜(2004) ★★★

白夜行の続編です。

今回の主人公は,美冬と雅也という2人に交代。白夜行と違って,主人公の行動が描かれるようになったので,ちょ!騙されてるって!と読者が分かってしまいます。そのせいでなんでわからねえんだ!ってイライラしてしまう事が多々あります。白夜行も暗かったけど,この話はもっと暗くてさらに救いがない。

したたかなどうしようもない悪女にいろんな人たちが巻き込まれてしまうというのは白夜行から変わらず,前作の焼き直しって感じで新しいものはありません。どうせ続編をやるんだったら,もう少し白夜行と違うものが欲しかったかなと思います。例えば美冬をラストで出し抜いてやっつけてしまうとかね。

白夜行を読んだ時はゾクッとしたものを感じましたが,この幻夜は二度目って感じで慣れてしまっていたように感じました。


幻夜 (集英社文庫)

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コメント

  1. hosinoko より:

    「白夜行」と「幻夜」両方かなり前に私も読んだのですが、この話も本当に救いがないですよね。
    私は毎回実写化したものも合わせて見るのですが、どちらもどっと疲れがきます。けれど、こういうえぐいものはついつい見たり読んだりしてます。
    好きなんでしょうね~^0^

    実写化で東野圭吾といえば、流星の絆もドラマで見ましたが…ふむぅ~となったように記憶しています。

    • B.Tadano より:

      白夜行も幻夜も実写化したものは例のごとく特に理由もなく一度も見てないので,
      正月休みとかの連休に再放送していれば良いのですが…。

      流星の絆のドラマは前にも日記で書きましたが,
      私個人としては「見るに堪えない」という感想です。
      ☆様が好きだったらごめんなさいヾ(´▽`;)ゝエヘヘ