2005年にゲームキューブで発売された「メトロイドプライム2 ダークエコーズ(Metroid Prime 2: Echoes)」,2009年にWiiで発売された「Wiiであそぶ メトロイドプライム2 ダークエコーズ」のログブック集です。「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」では,スキャンバイザーにより生き物や物体など様々なものをスキャンする事で情報を読み取り,敵の弱点を探ったり,謎解きのヒントとしたりする事ができ,さらにログブックというものにデータとして蓄積し,後から参照する事ができます。このコンテンツでは,そのログブックのデータの日本語版と英語版について,すべて網羅しています。ログブックを読んでいただく事でプレイした事のない人にもメトロイドプライム2の世界観に触れていただき,このゲームをプレイするためのきっかけとしていただく,またプレイした事のある人には日本語と英語の言い回しや表現の違いの面白さを感じ取る,というのがこのコンテンツのねらいです。そのため,このコンテンツではログブックの内容・中身に重点を置き,スキャン場所については一切触れていません。このログブック集を見た上でそれを知りたくなった方は,ネットの世界には攻略サイトがいくらでもありますので,他サイトを検索して探してみてください。個人的には,しっかり隅々まで探索すれば十分自力で探し出す事ができるレベルだと思っていますし,絶対その方が楽しいと思うので,自力でがんばる事をオススメします。
このログブック集は,その性質上,ネタバレを含みます。それをご了承の上,このログブック集をご覧ください。また,このログブック集の漢字,送り仮名,スペル,改行等は(ほとんど)すべて,ゲーム中の表現に基づいています。
FC,SFCと好評だったアクションゲーム「メトロイド」シリーズにおいて,ある物質「フェイゾン」をテーマとした「メトロイドプライム」シリーズ3部作の第2作として,ゲームキューブで発売されたゲームです。Wiiでもリモコンコントローラを用いた直感操作によって操作性を格段に向上させた「Wiiであそぶ メトロイドプライム2 ダークエコーズ」がWiiで発売されています。パワードスーツに身を包み,宇宙平和に協力するバウンティハンターとして,スペースパイレーツ等と戦うサムス・アランを主人公としたアクションゲームです。任天堂の看板ゲームの1つとして,スマブラにもサムスが出演していますが,マリオやポケモン等と比べると日本では割とマイナーな方かもしれませんが,海外では非常に高い人気を誇ります。ストーリーとしては当然本家「メトロイド」シリーズともつながっており,時間軸としては「メトロイド」で惑星ゼーベスを陥落させ,「メトロイドプライム」で惑星ターロンIVのミッションをこなした後,銀河連邦の依頼を受け,惑星エーテル探索の依頼を受けるストーリーとなっています。
「メトロイドプライム」のシリーズは,本家「メトロイド」シリーズのような2Dの横スクロールアクションではなく,サムス(プレーヤー)視点のアクションアドベンチャーゲーム(FPA: First Person Adventure)となっています。FPAやFPS(First Person Shooting)は海外では非常に人気が高いゲームですが,日本では結構コアでマニアックなゲーマーが好んでやるゲームというイメージが強く,普通の人にはなじみのないゲームかもしれません。実際この「メトロイドプライム」をやってみると,初めての人はちょっと戸惑うかもしれません。私もそうでした。しかし一度慣れてしまえば,どっぷりと「メトロイドプライム」の世界にハマってしまいました。このゲームほどFPAというものとうまく融和しているものはないとプレイ時間が増えるほどに実感できたからです。
本家「メトロイド」といえば,襲い来る敵を撃退しながら,またある時は隠された謎を解きながら,獲得したパワーアップアイテムを使用して道を切り開きながら,未知の惑星をたった1人で孤独に探索していく,というのがメトロイドの楽しさでしたが,このメトロイドプライムでFPAに変更した事からそのおもしろさが飛躍的にアップしています。1人称視点になった事で,3Dで非常にリアルに描きこまれた惑星,遺跡,洞窟等いろいろな場所を探索したり,どこから敵が襲ってくるのかという緊張感を感じながら,周りを見回し隅々まで調べて謎解きの手がかりを探したり,武器やバイザーや切り替えながら探索したり,襲ってくる敵からある時は逃げながら,ある時は効果的な武器を探りながら,敵の攻撃をかわしながら多対一で交戦をしたり,圧倒的にでかい敵に1人で立ち向かったり…。主人公との高い一体感と圧倒的な臨場感を味わいながら独特な世界観を楽しむ事ができます。また,リモコンコントローラによる直感操作がFPAと非常に親和性が高いため,GCしかできない!という人でない限りWii版が特にオススメです。
メトロイドプライムでは1人称視点を生かし,スキャンバイザーという情報収集用のツールがあり,それでいろいろなものをスキャンする事で敵の弱点や謎解きのヒント,舞台背景等の情報を収集する事ができ,そのスキャン率も記録されるため,メトロイドシリーズでもあったアイテム収集率やスキャン率100%を目指したり,逆に低収集率縛りで遊ぶ,クリア時間最短を目指すなど収集要素,やりこみ要素においてもいろいろな楽しみ方で遊べます。
前作はいろいろな武器や道具を切り替えながら孤独に惑星(ターロンIV)を探索していく,というものでしたが,今作はいろいろな武器や道具を切り替えながら孤独に惑星(エーテル)を探索していくのは変わりませんが,惑星エーテルは隕石の衝突によって非常に不安定な状態にあり,同座標に惑星ダークエーテルという「もう1つの惑星」が存在します。同じようで違うライト・ダーク2つの世界を行ったり来たりしながら謎解きや冒険を進めるのが今作の特徴です。また,前作も難易度は普通のゲームに比べれば格段に高かったのですが,今作は前作よりも敵も強くなり謎解きも複雑になった影響でかなり難易度が上がっており,ゲームとして非常にやりがいのあるつくりとなっています。難しいのは苦手,という人は一応難易度も選択できます。また,今作は1人プレイだけでなく,ストーリーとは別に2〜4人でのマルチプレイ(対戦)もできます(管理者はやった事がありませんが…)。
メトロイドプライム2は非常にすばらしいゲームですが,やはり日本でのなじみの薄いFPAが嫌われたのか,それとももともと2Dのアクションだったものを変えた事が保守的な人たちに嫌われたのか,それほど売れませんでした。実際やってみればこんなにおもしろいゲームはないのに…。しかしやはりゲームキューブというのが売れなかった一番の理由だったのかも…。確かにちょっととっつきづらさがあるかもしれません。マニアックなにおいがするのかもしれません。しかし,コレはホントに一度やってみれば分かるんです。一度もやった事のない人で,コレを読んで少しでも興味がわいた人は,ぜひ機会があれば一度プレイしてみてください。
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