[特殊能力]
[パワポケ2]
パワポケ2の戦争編で発生する病気(ステータス異常)の1つ。蚊に刺されて感染する。高熱や頭痛,吐き気等により体力が減少する。4つの病気の中で一番体力が減少する。
4つある中で一番体力の減りが多いが完治するのは5週と短い。蚊に刺されると南方戦線では5%西方戦線では7%の確率でかかる。
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戦争編では西方戦線、南方戦線で蚊に刺されると感染する可能性がある。蚊が他の動物などの血を吸ったときにマラリア原虫が入り、人間の血を吸ったときに感染する。パワポケ2の戦争編の感染の仕方はリアル。感染すると体内で増殖し、症状として40度の高熱と共に悪寒、激しい頭痛、倦怠感、関節痛、めまいなど戦闘はおろか行軍さえ困難な状態に襲われる。40度の高熱だけは2日から3日で収まるが、2日を置いて再び同じ高熱に襲われて2〜3日苦しむ。この高熱の間に赤血球が破壊され、高熱と貧血を交互に繰り返すうちに衰弱していき運が悪ければ死ぬ。赤痢やペストほどは死亡率は高くないが、感染者数は比較にならず太平洋戦争の南方戦線と西方戦線の戦病死の大半がマラリアである。
漫画家の水木しげるは太平洋戦争中、パプアニューギニアのニューブリテン島の守備隊についており、そこで終戦も近い昭和20年にマラリアに感染している。マラリアの高熱にうなされて倦怠感で動けなくても上官に殴られビンタで叱咤されて陣地構築作業を強いられ、僅かな食糧で耐え凌ぐ日々を描いている。その後まもなく敵機の空爆で陣地が破壊された際に被弾して左腕を失い、野戦病院で傷病に半死半生のなか終戦を迎えた。
編集者 ゆっくり零仁
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