ヨーロッパ旅行記 その5 イタリア・フィレンツェ その1

前回の続きです。今回からイタリア・フィレンツェ編に入ります。と言ってもこの日はもう夜も遅く,ただご飯食べて寝るだけでしたけどね。

トロンケット港を出発して4時間あまり,途中休憩も挟みながらもフィレンツェに到着しました。もう20時近いです。このフィレンツェで宿泊するホテル,「スターホテル・ミケランジェロ」にまずは到着。

このホテルは前日のメストレの「ホテル・アルバトロス」のようなボロホテルとは打って変わって,もうロビーに入った瞬間に違いが分かりました。最初からこういうところに連れて来いよな,と思わずにはいられません。

客室のカギはカードキーだったのですが,カギだけ渡されて特に説明もなかったので,何の変哲もないただのカード式ロックと思いきや,ここのカギは独特で,ロックを解除するのに非常に苦労しました。まず,カードを入れてもロックが解除される様子もないし,ドアノブも回らない。カードを抜き差ししても,なんかランプは変わるけども,ドアノブが回らない。たまたま同じフロアの旅行者も同じく苦労しており,一緒にああでもないこうでもないと悩みながら試行錯誤の上,何とか協力して解除できました。正解は,「カードを入れる→抜く→ランプが変わった瞬間にドアノブをかなりの力で強く押す」でした。ノブって回すものとは限らないんですね。でも結局こんなドアだったのはここだけで,この後に行く他のどのホテルもこんなのなかったですけどね。

部屋の中も前日とはえらい違いです。キレイ。

こうやって部屋の中においてあるコーヒーとかお茶って日本の感覚だと「飲まなきゃ損!」みたいな感じで飲んでしまいそうですが,飲むとお金を取られるらしいです。

バスルーム。あのメストレのバスルームとは本当にえらい違いです。ちゃんとピカピカです。やっぱりちゃんとビデもあります。

バスタブのカーテンの替わりに透明のガラス板。もし住んだら掃除が大変そうだな…とか思いましたが,別に住まないしどうでもいいか,という事にすぐに気付きました。バスタブにお湯を溜めようとしたらしばらくは茶色い水が出ましたが,そのへんはもう海外なのでご愛嬌。

とりあえずホテルは置いといて,時間も遅いので夕食に出かけます。夜のフィレンツェをちょっと歩いて,リストランテ「IL GOURMET」で夕食です。

まず出てきたのが野菜のスープ。芋やにんじんやセロリや他にもいろいろ葉野菜が入ってて田舎風な感じでしたが,あたたかくておいしかったです。

今日のメインはフィレンツェ名物「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風牛ステーキ)」。日本のようなサシの入ったやわらかい肉ではなく,なかなか歯ごたえのある赤身のTボーンステーキを,塩のみでシンプルに味付けしたものです。技術で新しいものを作り上げる!って感じのフランス料理とは違い,イタリア料理は基本的に素材の味を生かし,味付けもシンプルなものが多く,コショウとかも素材の風味を殺すからと使わないらしいですよ。出てきた時は大きさに圧倒されましたが,意外と骨も多くて食べられるところはちょうどよい量でした。ワインは正直ニガテなんですが,せっかくだからと頼んだイタリアンワイン(赤),キャンティ・クラシコと合わせておいしくいただきました。

デザートはティラミス。毎日1つずつ着実にイタリアン・ドルチェを体験できています。とにかく甘くておいしかったです。

ワインでいい感じに酔いながら,ホテルに帰ってフィレンツェでの夜を終えました。もうこの旅行終わってから5ヶ月近く経っていますが,ようやくこれでこの旅行2日目の報告が終わりです。2日目終わる時点でもうその5になってしまいました。しかし,まだまだフィレンツェ編は続きます


ロッカ・ディ・モンテグロッシィ キャンティ・クラシコ【イタリア・トスカーナ州・赤ワイン・辛口・ミディアムボディ・375ml】

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