前回の日記の続きです。この旅行記もなんとその20まで来てしまいました。年内に終われるでしょうか。パリ市内を観光中,ノートルダム大聖堂を後にしてサン・ジェルマン・デ・プレ方面に向かいます。
ノートルダム大聖堂を後にし,また来たサン・ミッシェル(Saint-Michel)駅に戻ります。再び4号線に乗って,サン・ジェルマン・デ・プレ(Saint-Germain-des-Pres)駅で下車します。サン・ジェルマン・デ・プレはセーヌ川左岸に位置する,学生や知識人が集まるアカデミックなエリアらしいです。ソルボンヌ大学をはじめ,文化人が集ったカフェなどが点在しています。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会に到着。現存するパリの教会では最古の教会らしいです。
この教会内はほとんど人もおらず,非常に静かで落ち着けるのでちょっと休憩してました。まだこの日はノートルダム大聖堂しか行ってませんが,この旅行も8日目で疲労もピークで,慣れない異国のメトロに乗ったりでかなり疲弊してヘロヘロでしたしね。休憩しながらこれからの作戦を考えるべく,メトロの路線図やパリの地図とにらめっこしてました。
で,いろいろ考えた結果,ちょっと早いけれどお昼ご飯にする事にしました。このサン・ジェルマン・デ・プレ教会のすぐ近くの老舗のカフェ,カフェ・ド・フロール(Cafe de Flore)に入りました。このカフェ・ド・フロールは結構な有名店のようですね。レ・ドゥ・マゴ(Les Deux Magots)とカフェ・ド・フロールの2軒がこのサン・ジェルマン・デ・プレでは2大有名店みたいです。このカフェ・ド・フロールは1887年創業で,それぞれの時代の名だたる文豪や芸術家,セレブが通ったとか。そういうお店なのでさぞ混むようですが,この時はお昼時よりちょっと早い時間だったので難なく座れました。
カフェ・クレームです。要はカフェオレです。コーヒーと牛乳が別の容器で出てきて,自分の好きな配分で飲む感じです。フランスもイタリアに負けず劣らずおいしいです!カップからナプキンから敷いてある紙に至るまで全部カフェ・ド・フロールの文字が入っています。
フランスのカフェの定番,クロック・ムシューです。パンにハムとホワイトソースをはさんで,チーズを載せて焼いています。普通の食パンくらいのサイズでしたが,チーズが結構なボリュームで十分お腹いっぱいになりました。おいしかったです。
お腹もいっぱいになったし,休息も十分できたので,再びサン・ジェルマン・デ・プレ散策です。このへんは結構いろんなお店が多くて,ショッピングには最適ですね。ブティック,雑貨屋,ギャラリー…。結構個性的な専門店も多いです。私が気に入ったのは雑貨屋が多かったサン・シュルピスあたり。結構オサレな雑貨や家具が多くて,いろいろ買って帰りたかったのですが,さすがに家具とかは持って帰れないので断念しましたが,こういう店見てると,輸入家具の買い付けの仕事とかって楽しそうだなあと思うのでした。家具は買えないにしても,ちょっとした雑貨であればお土産に買えばよかったのですが,この日はギャラリー・ラファイエットやプランタンにも寄る予定だったので,まあそこで買えばいいか…と特に何も買う事なくウインドーショッピングに徹してしまったのが失敗でした。またギャラリー・ラファイエットに行った話で書きますが…。
そんな雑貨屋の多々あるサン・シュルピス通りを通って,サン・シュルピス広場に到着。時間があればこの噴水の前に腰掛けて行き交う人々をぼんやり見ていても良いですが,やはり時間が惜しいのでそんな事はできません。
さっさとサン・シュルピス教会に入ります。これもとてつもなく巨大な建造物です。先のノートルダム大聖堂よりわずかに小さいだけで,パリで2番目に大きな教会らしいです。そういえばこのサン・シュルピス教会はダ・ヴィンチ・コードにも出てきましたね。
そういえば,ダ・ヴィンチ・コードで重要なキーとなったオベリスクもちゃんと確認したんですが,写真を撮るのは忘れてしまいました。
この教会内に入ってすぐ振り返ると,頭上に世界最大のパイプオルガンがあります。
サン・シュルピス教会を後にして,再び歩きます。今度はセーヴル・バビロン方面に向かいますが,またちょっと長くなりそうなので続きます。
Maurice Utrillo ジクレー 紙に印刷-有名な絵画 美術品 ポスター-再生 壁の装飾(パリサンジェルマンデプレ教会) #XZZ