ヨーロッパ旅行記 その3 イタリア・ヴェネツィア その2

また前からかなり間隔が空きましたが前回の続きです。ヴェネツィア編その2です。

ムラーノ・グラスを後にし,サン・マルコ広場にやってきました。相変わらず天気は最悪です。

ここから,現地のガイド・アントニオに案内してもらいました。アントニオは自称「生粋のヴェネツィア人」。ヴェネツィアは家賃も物価も非常に高く,人口はどんどん減少しており,ヴェネツィア人というのはあまりいないそうです。ちなみにヴェネツィア以外でも全てそうだったのですが,イタリア人は「私はイタリア人」という言い方をする人がほとんどいません。都市国家の集まりでできた国なので,「私はヴェネツィア人」とか「私はナポリ人」とか元々の都市国家で言います。んでそれぞれの隣り合った都市国家同士では昔戦争していた影響からか非常に仲が悪いらしく,結構みんなお国自慢をすると同時に他の国の悪口を言いまくる人が多いです。今はイタリアという1つの国にはなったものの,今度はサッカー(セリエA)に現れているとか何とか。と,アントニオが言っていたような言ってなかったような。アントニオは結構調子が良くて冗談ばかり言ったり日本人が面白がりそうな日本語を覚えてたり(ヤバイだのシャバだの)で,どこまで本当だか分かりませんけどね。でもこのガイドのアントニオは検索するといろんな旅行者の日記に出てくる事から,結構何年も昔からやってるガイドみたいです。

雨でも鳩がたくさんうろついています。

まずはドゥカーレ宮殿に向かいます。外側はこんな風にアーチ状の柱がずらっと並んでいます。

その中には入口までずーっとたくさんの人で埋め尽くされていました。皆順番待ちです。するとアントニオが,「一般庶民はこうやってたくさん並びます。でも我々上流階級の人間は,並ばずに入れるんです」と言って,入口からすぐパスできました。写真右下の葉巻を持ったベレー帽の悪そうなイタリア人が調子の良い男・アントニオです。

ドゥカーレ宮殿入口。Palazzo Ducale(パラッツォ・ドゥカーレ)とちゃんと書いてあります。

ドゥカーレ宮殿中庭。相変わらず土砂降りです。

中庭奥の階段。中心にヴェネツィアのシンボル・ライオンの像が見下ろしています。

上階にかつての議会や裁判所,謁見の間や牢獄までありますが,残念ながら撮影禁止。写真はありません。見たい方は行って見てください。天井や壁いっぱいの絵画は圧巻と言う他ありませんでした。

次はサンマルコ寺院へ。ここも内部撮影禁止なので写真はありません。実際に言って見てきてください(書くの疲れてきた)。

サンマルコ寺院を出ると,なんと晴れ間が見えてきました。これでゴンドラ遊覧もできるかも?

とりあえず,昼になったのでヴェネツィアの街を散策しながら昼食へ。

Anonimo Veneziano(アノニモ・ヴェネツィアーノ)というレストランで昼食です。ヴェネツィア名物・イカ墨のパスタ,イカとエビのフライとサラダ,プリンを食べました。イカ墨のパスタは本当においしかった!私はオサレなイタリアンの店に行ったりとかする事がほとんどないのでイカ墨のパスタなんてものはサイゼリヤでしか一度食べた事がなかったんですが,もう生臭いの一言でとにかくまずかったので,全く良いイメージがなかったのですが,このヴェネツィアの本場のイカ墨のパスタは最高においしかったです。生臭さゼロで,見た目は真っ黒ですが味は濃厚なトマトソースのパスタって感じでした。そもそもサイゼリヤと比較する事自体がおかしいというか失礼過ぎというか,比較対象がそれしかない時点でお里が知れますね。ちなみに,イカ墨のパスタを食べたら口の中が黒くなったのはもちろん,出すものも黒くなりました。

疲れたのでまた続きます

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