奥田英朗 空中ブランコ(2004) ★★★★★

奥田英朗の伊良部シリーズの第2弾です。前作「イン・ザ・プール」の続編。ただ,どちらも短編集なので,どちらからでも読めます。私はこちらから読みました。これが私が奥田英朗ファンにハマったきっかけとなった1冊です。

基本的には,前作と同じ。奇天烈な精神科医,伊良部一郎の元に訪れる患者達の話です。子供のような思考・言動の伊良部を見て,患者達は,来るんじゃなかった…と最初は思うんですが,その突飛でトンでもな行動に振り回されているうちに,解決の糸口を掴みます。そして,伊良部に感謝して,去っていくという…。果たして,伊良部の行動・治療法は計算なのか?それともただの天然なのか?

とにかく伊良部が面白い!授業中とか電車とかの移動中に読んでたんですが,本当にニヤニヤしてしまって,周りからの目が痛かったです。スラスラ一気に読めちゃうので,普段本から遠い人もぜひ読んで欲しい1冊です。


空中ブランコ (文春文庫)

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