奥田英朗得意のサラサラ系の短編小説です。夜のお供等,時間が空いた時にどうぞ。スラスラ簡単に読めます。
「新・在宅小説」の謳い文句通り,家や家族の事が書かれた奥田英朗得意の短編集です。
やはりこの人の書く短編集はいつも通り読みやすいです。多忙で時間のない人でもサラサラとすぐ読めます。いつも奥田小説を心待ちにしているのですが,あまりにあっという間に読めてしまうため,読み終わってしまうのがもったいなくて,いつも今日はここまでしか読まない!とストップかけてしまうほどです。
話自体はほんわかした雰囲気の話が多いです。その中で,「グレープフルーツモンスター」だけはちょっと毛色が違いますが,やっぱり「妻と玄米ご飯」が一番奥田英朗らしさが出ていて個人的には好きです。