ヨーロッパ旅行記 その2 イタリア・ヴェネツィア その1

いまだに咳が酷くてしんどいのと，FEやら引越しの手続きやら準備やらが忙しくてだいぶ間隔が空いてしまいました。久しぶりにanalyticsを見てみたんですが，blogを書かないとユーザもPVも2割くらいダウンしてしまうので，ちゃんと書かないとね。旅行を1日ずつに区切って書くとかなり長くなってしまって，また書く手が遠のいてしまいますので，ちょっとずつちびちび書いていこうかと思います。という訳でヨーロッパ旅行記2日目その1です。

まず，前日夜最悪だった体調はひとまず回復。じんましんも引いていました。が，外は激しい雨音が…。外を見てみると，案の定かなり強い雨が降っていました。

宿泊したメストレのホテルでの朝食は，アメリカンなバイキングだったのですが，これはしょぼかった。今回の旅行が終わってみればどこのホテルでもそうだったのですが，パン，ベーコンとかスクランブルエッグくらいしかない。毎朝そんなものだったので，もう2・3日で飽きてしまいました。イタリアっていうと毎日ピッツァかパスタ食べてるみたいなイメージを持っておられる方も多いかと思いますが，彼らにはあまり朝食をしっかり取る習慣がないらしく，朝はかなりテキトーで簡素なようです。ブリオッシュやクッキー，シリアル，りんごとか何か甘いものをテキトーにかじって，あとはエスプレッソやカプチーノでおしまい，と簡単に済ませるようです。そんな訳で，この旅行中ホテルの朝食で特に記憶に残ったところはないですね。ただ，私は毎日カプチーノを飲んでたんですが，これは本当においしかった。ツアーとかで決まっているとかでなければ，ホテルではなくどこか外に出てバールで朝食を取る事をオススメします。バールって何？という人にはバールについてもそのうち日記を書きます。

で，さっそく今回の旅行の第1の目的地であるヴェネツィア本島へ向かう訳ですが，移動はどのように行うのか全く聞いていなかったので，列車でサンタ・ルチア駅に向かうのかなと勝手に思っていたのですが，トロンケット港から船で向かいました。残念ながら，今回の旅行ではサンタ・ルチア駅まで足を運ぶ時間はなく，MOディスクを取りに行ったりはできませんでした。トロンケット港では本当に悪天候で，雨だけでなく風も酷かった。とにかく横殴りの雨で，傘がベキベキに折れる人続出。私も傘じゃなくカッパにすればよかった…と思いながら船へ搭乗。何とか私の傘は折れませんでしたが，写真なんか撮ってる余裕なかったですね。

で，嵐の中何とかヴェネツィア本島へ到着。トロンケット港のような暴風は止んでいたものの，雨の中の移動。

まずは，ラグーナ・ムラーノ・グラスというヴェネツィアンガラス工芸のガラス工房へ。

ガラス工芸品製作のデモンストレーションを見学。馬のガラス細工を作っていました。全部手作りなので1日にそれほどの数量が作れないようで，それで高くなってしまうようです。

デモンストレーションの後は，店中きらびやかなヴェネツィアングラスのショーケースに包まれた部屋でマルコというイタリア人が，ヴェネツィアングラスについてのプレゼンテーション。ヴェネツィアングラスについての説明や，中国産の偽物との違いや見分け方。今は世界中どこに行っても安い偽物はメイドインチャイナなんですね。硬い板にガンガングラスをぶつけたりしても全然傷ひとつつかないよ，というデモをやっていました。

一緒にいた日本人はそこで記念にとほとんどの人がヴェネツィアングラスを買っていました。日本人なんていいカモなんでしょうね。どこで覚えたんだ？っていう面白い日本語（シャバだのヤバイだの…）を使いながら調子いい事ばっか言って，支払いが終わったらサッサと次の客を狙いに行く…。

とか言いながら私も買いましたけどね！起き上がりこぼしになっているグラスです。片方は新作の色と言っていました。光を当てるとちょっと色の見え方が変わります。値段はあの中ではかなりお値打ちな品でしたが，それでも2つで90ユーロ以上しましたが…。

でも今思うと，こういう普段使えそうなグラスだと逆にもったいなくて？使わなくなってしまうかもしれないので，ちょっとした記念とかでしか使わないワイングラスとかでもよかったかも，逆にそっちの方がちょっとした記念の日に使うかも，と今ちょっと思ってたりします。このグラスはこのグラスで大変気に入ってますけどね。

つづく。