2008年秋に出てすぐ読んだ,2冊同時発売のガリレオシリーズの1つ。「聖女の救済」の方は倒叙物の長編ですが,「ガリレオの苦悩」の方はいつも通りの短編集です。
今回から女性刑事の内海が登場したり,いつも通り淡々とロボットみたいに湯川が理工系トリックだけ解いていくかと思えば多少犯人に対して熱くなったり,ドラマの影響か逆輸入かなと思うような設定がいくつか出てきています。
いつも通りサクサクテンポよく読めて,秋の夜長にはとてもいいお供になると思います。と,昔mixiレビューで書いてたのをこのブログで書くのが同じく秋というのはきっと本当に秋の夜長に向いているからではないでしょうか。