前回の続きです。フィレンツェ編その2です。
この旅行も3日目の朝を迎えます。ホテルで朝食を済ませ,8時30分にホテルを出発。徒歩でフィレンツェ市内を散策します。
今朝はようやく雲ひとつない青空。もうこれ以上ないくらい最高の快晴です。アルノ川に沿って歩いていきます。
左にちょっと見えるのがポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio:ヴェッキオ橋)です。ポンテ・ヴェッキオ(イタリア語で古い橋)の名の通り,フィレンツェ最古の橋らしいです。
正面から見るとこんな感じ。この橋の上には宝石屋ばかり並んでいるようで,この朝は通っただけだったのですが,午後からのフリータイムの間に行って店を覗いてみたり橋の上からアルノ川やフィレンツェの町並みを見たいなあと思っていました。しかし,残念ながらまたここに来る時間はなく,行く事は叶いませんでした。
とりあえずポンテ・ヴェッキオを通り越してウフィッツィ美術館へ向かいます。
ウフィッツィ美術館に到着。奥に見える塔のような建物はヴェッキオ宮殿です。右手と左手の建物がウフィッツィ美術館です。右手に入口がありました。
後ろを振り返るとこれもウフィッツィ美術館です。凹型の巨大な建物です。
で,ウフィッツィ美術館内部に入ります。内部は撮影禁止なので写真はありません。私は美術館めぐりなどという高尚な趣味を持っておりませんので,美術館に来るの自体,もう何十年ぶりなのか分かりません。しかしながらそんな私でもボッティチェッリを始め,ダヴィンチ,ジョット,フィリッポ・リッピ,ラファエロ等美術や社会の教科書でしか見た事のない美術品に圧倒されるばかりでした。
ただ,美術館大好きな人であれば1日中いたって飽きないくらいの量の美術品があるにもかかわらず,非常に短い時間しか取られず,かなり駆け足で回らなければなからなかったのが残念といえば残念でした。
他は,美術館の職員なのかバイトなのか知りませんが,ところどころにいる案内員と思しき人が携帯やスマホいじって遊んでたり居眠りしていたり,ほとんどサボっているのが国民性が出ていて?おもしろかったです。
ウフィッツィ美術館の廊下から見えるポンテ・ヴェッキオ。ここからの角度が一番良いですね。しかし橋からちょっとはみ出てる家が細い木のつっかえ棒みたいなもので支えてるように見えますが,あんなので大丈夫なんでしょうか。
ウフィッツィ美術館を後にし,フィレンツェの名産品の1つ,革製品を見に行ったんですが,その店も写真を撮るのを忘れました。財布が気に入ったので欲しかったのですが,欲しい色がちょうど売り切れていたのでやめました。インターネットで買えるみたいなので,こっちに帰ってきてから買おうかなと企みつつ,もうスデに半年が経とうとしています。
シニョーリア広場に到着。フィレンツェの中心地と言っていいでしょう。たくさんの人でにぎわっています。この正面に見えているのがさっきウフィッツィ美術館からもちょっと見えていたヴェッキオ宮殿。かつてはフィレンツェ共和国の政庁舎だったのですが,今は市役所となっています。右側にちょっと見えているのがロッジア・ディ・ランツィ(ランツィの回廊)。アーチ型の天井があって,雨の日でも集まって話をしたりできるように作られた場所らしいです。今はたくさんの彫像が並んでいます。
このヴェッキオ宮殿前にはあの教科書でしか見た事がないミケランジェロのダビデ像が立っています。かつては本当にここに立っていたらしいのですが,今ここに立っているものはコピーで,本物はアカデミア美術館にあります。残念ながら私はヴェッキオ宮殿内部にもアカデミア美術館にも行く時間はありませんでしたが…。
こんな感じでシニョーリア広場は本当に人だらけです。ほとんど観光客だと思われます。1枚目にコジモ1世像とかネプチューン像もちょっと写ってますね。
フィレンツェの街…というかイタリアは日差しはめちゃんこ強くて暑いんですけど,日本みたいにじめじめ高温高湿じゃないので,こういう日影に入ると途端に涼しいんですよね。快適。ああもうこのフィレンツェに住みたい。
そして花の聖母教会ことサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に到着。ドゥオモ,サン・ジョヴァンニ洗礼堂,ジョットの鐘楼の3つからなります。この写真だと左手の背の高い塔がジョットの鐘楼で,正面がドゥオモ(大聖堂)です。
ドゥオモ正面入口はこんな感じです。白の大理石を基調としたゴシックの建物ですが,とにかくデカイ。圧倒されます。
ドゥオモ裏側はこんな感じです。改修中なんでしょうか?ドーム状の上の天蓋は,クーポラと言います。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂はドゥオモの入口と対面するようにあります。
ドゥオモ内部はこれまでの宗教に関する建物では初めて撮影可です。
クーポラ内側いっぱいに描かれたフレスコ画「最後の審判」です。
大体このドゥオモを出たくらいでちょうどお昼頃。後はこの日はフリータイムとなっています。さあ行きたいところばかりだがどうしよう!というところで長くなりすぎたのでまた続きます。