前回の続きです。フィウミチーノ空港からイタリアを後にし,次の目的地フランスへと向かいます。
まずはフィウミチーノ空港からまたドイツのフランクフルト国際空港へ。2時間くらいのフライトです。
機内食で昼食が少し出ました。名前は分からないですが,マカロニ,トマト,モッツァレラチーズ,ブラックオリーブが入ったサラダ。
なんか中にマーガリンの入ったフランスパン的なもの?両方とも結構おいしかったです。
フランクフルトからまたすぐ乗継です。フランスのシャルル・ド・ゴール国際空港へ向かいます。
で,1時間くらいのフライトで到着!このシャルル・ド・ゴール空港は何だか未来的なデザインの作りです。
たぶん優先席と思しきサイン。国が変わればサインも変わるんですね。左上から時計回りに,足の不自由な人,目の不自由な人,耳の不自由な人というのは分かるのですが,左下は何のマークなんでしょう。
あと,空港内をマシンガンを持った人が3~4人チームでウロウロしててビックリしました。写真に撮ろうかと思ったのですが,蜂の巣にされても困るのでやめときました。
さて,パリのシャルル・ド・ゴール空港からまたバスで移動です。ブルターニュ地方に向かって,今度は360kmの道のりを走っていきます。ちょっとパリで事故渋滞していたのもあって,なんと5時間の旅になりました…。風景はのどかな田園風景といった感じでしたが,これまでの疲れもあったし,ほとんどぐーすか寝てましたけどね。
フランスの高速道路はオートルートというらしいのですが,環境はイタリアのアウトストラーダと同じ感じです。最高速度も同じ。フランスはやはりフランス車が多めです。ルノー,プジョー,シトロエン等のフランス車がだいたい4割くらい,残りの割合はイタリアと同じ感じだと思います。
で,21時過ぎに今日宿泊するモンサンミッシェル対岸のホテル「ルレ・サンミッシェル(Relais Saint Michel」に到着。
このモンサンミッシェルには絶対に一生に一度は来たかったんですよ。会社によっては半日観光みたいな突貫工事のツアーとかもあるんですが,それだとサクッと島内見回って終わっちゃうんですよね。島内の散策だけでなく修道院内も見たいし,昼間の景色も夕景・夜景を見たかったので,この対岸のルレ・サンミッシェルに宿泊するプランを選びました。残念ながら到着するのが遅すぎて,夕景は見られませんでしたけどね。
とりあえず時間も遅いので,モンサンミッシェルを眺めながら食べられるホテルのレストランで夕食です。
まずは野菜のスープ。このブルターニュ地方の名産であるシードルも頼みました。シードルっていうのはフランス語読みで,英語だとサイダーですね。リンゴ酒です。結構すっぱかったですが,飲みやすかったです。
サーモンのグリルです。これもおいしかった。夕食はこれだけで今思うと少ないなあと思いますが,この日はほとんど1日中移動だったのでこれくらいでちょうどよかったです。
夕食が終わって,もう今日は終わりなので部屋に行きます。ただ古いだけって感じのホテル・アルバトロスやホテル・ボッロミーニと違って,このルレ・サンミッシェルは古いながらも非常に高級感のあるかなりいい感じのホテルです。しかも部屋からライトアップされたモンサンミッシェルが見えます。私のカメラの能力ではあまりハッキリ捕らえられませんが,肉眼ではハッキリ見えます。
各部屋にはテラスもあります。残念ながら今回の旅行では寒すぎてとてもここで優雅にくつろぐ事はできませんでしたが,2泊3泊していくのであればモンサンミッシェルを眺めながら優雅なティータイムを過ごす事ができそうです。
バスルーム。ホテル・アルバトロスと同じ形式の掃除機みたいなドライヤーです。やっぱりあまり乾きません。あと,フランスにはビデはないようです。
さて,後は寝るだけなのですが,せっかくこのモンサンミッシェルに来たのですから,夜の島内散策もしたい!という事で出かけます。
このルレ・サンミッシェルからモンサンミッシェルまでは1本道ですが,結構距離があり,徒歩では厳しいです。無料のバスが出ているのでそれに乗ってモンサンミッシェルの近くまで行きます。
モンサンミッシェルの城門?です。ちょっと改修してますが…。島内はこんな時間でも自由に出入りできます。24時くらいまで入れるのかな?
モンサンミッシェルの島内は中心にそびえ立つ修道院を取り囲むように,城下町のような店や家が並んでおり,それらを見る事ができます。修道院には入れません。
いろいろ回りましたが,とにかく風がビュービュー吹いてて寒い!長袖Tシャツに薄っぺらい上着1枚という軽装で来てしまったので,すっかり凍えてしまいました。5月下旬でしたが,よく考えたらここって北海道の最北端の択捉島よりも北なんですよね…。良い子の皆様はちゃんとした上着を着ましょう。
という事で6日目は終わりです。7日目は昼のモンサンミッシェルの島内観光ですが,次の日記に続きます。