最近庭の改造を始めました。元々夏や秋に草むしりをしていた時に,どれだけむしってもむしった分だけ草が生えてくるので頭に来て,穴を掘って根こそぎ草を除去していました。しかし,穴を掘ってみると,ものすごい量の石や粘土が出てくるんですよね。10センチくらいしか山砂も入ってなさそうです。石と粘土の隙間を割るように生えている雑草の力もすごいんですが。来年に芝生を植えようと企んでいる私にとっては,石がゴロゴロしてて芝の根が張れなかったり,粘土で水はけの悪い土というのは非常に都合が悪いのです。物置の一件で最初の手間を惜しんで大失敗するのに懲りている私は,大変だけれどもこの土から石と粘土を除去する作業を始める事にしました。
手順としては,ただひたすら20センチくらいの深さで穴を掘る→出した土をふるいにかける→ふるいをかけた土はブルーシートの上に取っておく→いらない石や粘土は土嚢袋に入れて捨てる…という誰でもできる単純作業なのですが,とにかくキツイ。今までやったどの作業よりも,とにかく何の楽しみも見出せないんですよね。特に劇的な変化もないし,ただただツライだけです。
シャベルやスコップ,ふるい,ブルーシートなどいろいろ道具を買ってきて作業開始をしたのは,こうやってまだイチョウが黄色く色づいていた11月末頃だったのですが,本当に時間がかかりました。いくら土日しか作業できないと言っても,ただ穴を掘るだけなら,とっくの昔に終わってるんですが,ふるいをかけるのが意外とかなりの曲者なんですよね。結構石や粘土入りの土って重くて,それを何百回もふるいをかけているので手首がおかしくなってきます。穴を掘るのも足腰が痛くてしょうがないし,土日だけでも1日中やってると次の日全然動けません。手もマメだらけになりました。
酷いところだとこんな赤やねずみ色の粘土だらけです。剣先スコップで少しずつ崩しながら掘り進めるのは非常に足腰に負担がかかります。
ふるいをかけるとこんなでかいコンクリート片が出てくる事もあります。重い。手首にもヒジにも非常に負担がかかります。ふるいを持つ手もマメだらけになりました。
暗くなるまでがんばって,その日の作業が終わったらふるいをかけ終わった土に雑草の種が混じったり飛んで行ったりしないようシートで養生します。
そんな感じで苦労しながらも,毎週毎週がんばって,こんな感じで進んできていますの図です。掘っている穴が広がっているのと,外に出している土の量が増えていっているのが分かるでしょうか。この写真1枚1枚の間隔は1日だったり2日だったり1週間だったり…とにかく血と汗と涙と努力と腰痛と筋肉痛の結晶ですよ。
そして冬休みも終わるつい先日!この約1ヶ月半もの時間(土日しかやってませんが)をかけて掘り続けてきたこの作業もついに終了!!本当に疲れた…。レンガはここまでは掘ろうと思って目印のために仮置きしているだけですが,その内側の芝生予定スペースは全部掘り起こす事ができました!後ろに見える石や瓦礫や粘土を取り除いたキレイな真砂土の山が見えるでしょうか。
近くで見るとこんな感じです。恐ろしい量になりました。もう1ヵ月半もの間アプローチをふさぐこのデカイ山もさっさと片付けたい。
そしていらない石や粘土を入れた土嚢袋もこんな山になって入口をふさいでいます。1袋20~40kgあります。コレを運ぶだけでも腰がおかしくなるかと思いました…。これだけ積んでおけばテロリストと銃撃戦になっても大丈夫かもしれません。っていうかヘタしたら真砂土よりこのゴミの方が多いかもしれません。2~3袋だったらそのへんの河原にでも行ってこっそり捨ててくるつもりでしたが,さすがにこの量をやったら不法投棄で捕まってしまうかもしれませんので処分方法を考えなければなりません…というところに,ちょうど隣で新しく建てている家が外構をやろうとしているところだったので,ダメ元で「そっちの外構が終わって建設残土を捨てるタイミングで一緒に処分してもらえないか?」とお願いしたら,OKがもらえました。何でも言ってみるもんですね。残土処分業者に払うお金が浮きました。
しかしいくらお金がなかったからとは言え,我ながらこの長い間1人でこんなに根気良く穴掘りなんてやったもんだなあと思いました。この正月は結構外食をしていたので,普通だったらもっとブクブク太っていたところをちょうどいい運動になったのかなとも思いますが,もう絶対やりたくないですね。お金のある人は土の入れ替えなんて絶対に業者に頼んだ方がいいです。もしくは焼肉でも寿司でもおごって人を集めた方がいいです。腰がおかしくなります。私はそこそこパワーや体力はある方かなと思っていましたが,もう二度とこんな事はごめんです。10万積まれてもやりません。100万なら…ちょっと考えます。
後は土を戻していく作業もあるのですが,長くなったので続きます。