旧PCであるSX2850-H52E/Lから,バックアップしていたデータもあるのですが,全部のデータをバックアップできていないため,まだサルベージしたいデータが旧PCに残っています。しかしながら,旧PCは起動後数分で動かなくなってしまうため,DVD等のメディアへのデータ退避は不可能です。そこで,SX2850-H52E/LをバラしてHDDから直接データを吸い出す事にしました。
以前書いたメモリ増設の記事も結構好評(?)で結構買って行ってくださる方も多いので,結構需要があるのかな?と思いこれも記事にしておきます。
まずは以前と同様,右側面のカバーを外します。ついでにこのPCの故障箇所を探してみましたが,アルミCoの異常や基板パターンやICの焼け焦げ等,特にパッと見で分かるような異常は認められませんでした。
データ吸い出しについては,すぐ配線だけ外せる位置にHDDがあれば別に取り外す必要がなかったのですが,残念ながらメインボードとDVDドライブの間にあって取り外さなければ何もできません。という事でまずはDVDドライブを外します。
その前に筐体のフロントカバーを外します。この黒いツメみたいなので引っかけてるだけのようなので,そこから外します。
カバーが外れました。するとDVDドライブの上下1本ずつ,カバー下の筐体と計2本ネジ止めされているのが分かります。これを外してやります。
すると,こんな感じでDVDドライブを外す事ができました。っていうかDVDドライブだけ外すつもりでしたがHDDも一緒についてきました。DVDドライブと亀の子でHDDドライブもネジ止めされています。HDDから出ているケーブルはもう簡単に触れるので,これ以上の分解はしません。
この写真で見て左側のコネクタがデータの通信ライン,右側のコネクタが電源ラインですね。ってかSATAって小さいなあ。私が10数年前に自作機を作ってた時代はIDEしかなかったのに…としみじみしながら線を引っこ抜きます。
SATAとUSBの変換ケーブルを代わりに差します。もちろん電源も供給しないとHDDが動きませんので電源ケーブルも繋ぎます。ケーブルは家電量販店でも大きいところなら売ってるはず。なければPC専門店か,Amazonで探すか。私が使ってるのを最後の方にリンク張っておきます。私のはGroovyのUD-500SAという,SATAとUSB2.0の変換ケーブルですが,IDEも使えるヤツです。IDEなんて古いのを切り捨てれば,SATAのみでUSB3.0の高速なヤツもあるみたいです。私は別にUSB2.0でもそんなに遅いとも思わないので,SATAもIDEも使えるのを使ってます。
後は,USBケーブルを新PCからチューチュー吸って終わりです。データを取り出した後はフォーマットして,ジョーシンに引き取ってもらいました。さよなら,SX2850-H52E/L。せめて5年は持って欲しかったよ…。