5月の話ですけど,ヨーロッパ旅行に行ってきました。10日間行ってきたので,たくさん書く事も多く何回かに分けてちびちび投稿して行こうと思います。まず1日目です。1日目はほとんど移動だから書く事ないんですけどね。
今回の目的地はイタリアとフランスです。なぜなら私が行きたかったからです。この目的地を決めるのにもいろいろあったのですが,それはまた機会に。
まずはイタリアに向かおう,という事で中部国際空港に。実は中部国際空港に来るのは初めてです。オープン以来一度も来た事がありませんでした。ショッピングもありません。前にアメリカに行った事がありましたが,その時はセントレアなんてなかったし,名古屋空港でしたからね。
空港まではどう行くか迷ったのですが,結局車で行きました。タクシーはシミュレーションしてみると片道で10000~20000するので早々に除外して,電車代とセントレアまでの高速代+駐車場代(ガソリン代除く)を比較すると電車の方が5000円ほど安く行ける事が分かったのですが,バカでかいスーツケースを満タンに入れてズリズリ引きずりながら電車を乗り継いでいる帰りを想像すると,5000円多く払ってでも車で行こうという選択肢を選びました。今住んでるところからセントレアまで結構近いですしね。駐車場代も10日間停めても意外と安い。1日1500円なのですが,5~30日目までは7500円でストップ。もっとするのかと思っていました。
で,当日は酷い天気で出発の朝土砂降りだったので,空港の外からの写真とかはないですし,空港内も撮るのはを忘れたので省略しますが,いろいろと搭乗手続きしたりしてルフトハンザ航空にてドイツのフランクフルト国際空港にまずは向かいました。
座席のディスプレイ。大学時代にドイツ語1~2単位取ったと思うのですが,キレイさっぱり忘れていて何も読めません!
飛行機に乗るのは15年ぶりくらいなのでちょっとドキドキでしたが無事離陸。離陸よりも着陸の方がフワフワして気持ち悪かったです。
スナックとドリンクがまずは出たので,せっかくドイツの航空会社なので,ビールを注文。味はまあまあで,そんな「さすがドイツ!」っていうほどおいしくはなかったです。
日本時間10時頃離陸の搭乗2時間くらいで1度目の機内食。メニューは,春雨サラダ鱒の燻製,梅くらげの細巻寿司,新香細巻,鶏胸肉のソテー,マンゴーケーキなど。見た目は悪いけど,味はまあ良くもなく悪くもなく。まあ機内食ですからね。あまり期待してませんでした。まずくはなかったのでよかったです。
ヘルシンキ上空。あっという間みたいに書いてますけど,この時点でもう10時間くらい乗ってますからね。
離陸後10時間くらいで2度目の機内食。カワハギの煮付けとご飯やらパンやら。このご飯はパラッパラのやつでイマイチだったのですが,残念ながらヨーロッパで出てくるご飯はこの米のみで,この後日本に帰るまで食べる事はありませんでした…。
あっさり書いてますが,セントレア~フランクフルトまで大体9000kmの距離を約12時間かけて飛びました。これは覚悟はしていたものの,本当に長かった…。ちなみに貧乏人の私はもちろんエコノミークラスだったのですが,あのバカでかいドイツ人の会社なんだから座席のゆったり感はきっとあるのだろうと期待してたのですが,もう全然ダメでした。とにかく狭い。あまりにも狭すぎて足が閉じられない。ずっと開いたまんま。それも前の人が全然倒していないのに。実際ドイツに行ってみると2m越えの大男もゴロゴロいたのに,どうやって座っているんでしょうか。作った人は座ってないのでしょうか。とにかく狭すぎなところに長時間押し込められて,後述しますが向こうに着いてから体調が最悪になりました。特に15年ぶりの飛行機の着陸はすんごいフワフワして最高に気持ち悪かった…。
とにもかくにもドイツのフランクフルトに到着。日本時間の朝に出発して12時間も乗っていたのにドイツはまだ昼過ぎです。日本とドイツ・フランス・イタリア・スペインあたりでは大体8時間くらい日本の方が進んでいますからね。ちなみにドイツには観光に来た訳ではなく,乗り継ぎだけです。残念ながらすぐサヨナラです。すぐにイタリアへ向かいます。またルフトハンザ航空のちょっと小型機に乗り換えて,マルコ・ポーロ国際空港(ヴェネツィア・テッセラ空港)へ。
今度は約1時間のフライトですぐでしたが,上空からヴェネツィアが見えてキレイでした。前述の通り,この時は体調不良でヘロヘロで寝ていたのですが,隣に座っていたイタリア人なのかアメリカ人なのか分からないけど英語で今上空からヴェネツィアが見えるよ,と教えてくれたのでしっかり見る事ができました。残念ながら体調的に写真を撮る余裕はありませんでしたが…。ちなみにこの時スデに現地時間で19時を回っていましたが,ものすごい明るい。日本の夏のまだ17時くらいの明るさでした。
マルコ・ポーロ空港のスーツケースの受け取り場所はなぜかカジノのルーレットみたいでした。
マルコ・ポーロ空港からはバスでメストレへ。1日目は「ホテル・アルバトロス」というメストレ郊外のホテルに宿泊。メストレ駅から結構離れていて住宅地なので静かではありますが,近所にレストランとかもない割と不便な立地です。私はもう寝るだけだったから全然問題なしでしたけどね。目の前にはこの通りスーパーがありますが,19時半には閉まるので私が着いた頃(20時過ぎ)にはとっくに閉まっていました。私は行っていませんが,タバッキもあるようです。
ホテル内ははっきり言って古い。ボロい。清潔にはしてありましたけどね。古いアメリカンスタイルのホテルって感じで壁も薄くて隣の部屋の音も聞こえるし,今回みたいにもう疲れて寝るだけならいいのですが,正直ここに連泊はしたくないですね。
バスタブはあります。左下にあるのは「ビデ」というイタリア特有のものです。日本のウォシュレットによく「ビデ」っていうボタンがありますが,それとは全く違う,イタリア固有のものです。ウォシュレットはこの国にはありません。ヨーロッパの水は石灰質なので,ウォシュレットのノズルが詰まってしまうらしく,普及していないようです。この「ビデ」についてはこのサイトに分かりやすく説明が書いてあるので興味のある人は読んでみてください。どこのホテルにもこの「ビデ」はあったのですが,私はちょっと使う勇気がなく,残念ながらこの旅行中一度も使う事はありませんでした。
トイレの便器はほとんど同じです。ただ,水を流すボタンがこの壁のボタンです。イタリアもフランスも皆この「大きいボタン」と「小さいボタン」があるタイプだったんですが,私にはどっちを押してもその差が認められませんでした…。日本に帰ってきた今も,なぜボタンが2つあるのか,いまだに謎です。
洗面台は水の出が悪い以外はほとんど変わった所はないのですが,ここはドライヤーが変わっていました。左にちょっとだけホースみたいなのが写っているのですが,これがドライヤーです。掃除機のホースみたいなのから温風が出ます。ホースの角度を傾けると,それこそ掃除機みたいなうるさい音で温風を吹き出すのですが,風は勢いよく出るのに熱量が足りずあまり髪が乾きません。電化製品はやはりmade in Japanに限るのでしょう。
とにかく体調悪すぎでじんましんまで出始めたのでさっさと寝て1日目が終わったのでした。
続く。