さよなら159

いろいろ159をパワーアップさせつつあった今日この頃,悲劇は起きたのでした…。

そう,それは名古屋高速を気持ちよく流していた昼間の事でした。特に加速したりもせず一定速度で流している最中に,突然ピーッと警告音が鳴り,「Have gearbox checked」というトランスミッションのエラーが表示されました。

特に異音もなく,異常も感じなかったのですが,気持ちが悪かったのですぐに名古屋高速を降り,一般道を走り始めたのですが,だんだんニュートラルになって空走感が出てきたり,ギクシャクするようになってきました。ヤバイと思って近くの駐車場に停める頃には,ほとんど前に進めなくなってしまっていました。他のギヤも試しましたが,バックもダメでした。ほぼ完全な不動車です。もうレッカーを呼ぶしかありません。

困ったな,と思って降りて後ろを見てみると,車の後ろにめちゃくちゃ紫色のオイルのようなものがかかっています。

よく見ると下にもポタポタ漏れています。エンジンオイルじゃなさそうだし,症状から考えてATFが漏れてしまっているのだろうか?

まあ,これだけハデに壊れてると,意外と大丈夫だったりするよね…。見た目どうもないのに動かないとかだと結構ヤバイ事が多いけど…。と,自分に言い聞かせながら,レッカー到着。

ドナドナされていきました。そして,これが私の159の最期のドライブとなったのでした。

診断して分かった事は,トランスミッションのOリングが劣化してATFが漏れている事,それを修理するにはトランスミッションを降ろして作業する事が必要なためトランスミッションを載せ換えた方が安く済むほど修理費が高くなってしまう事,その修理費が100万円はする事などが分かりました。なんてこった…。

これが初めての故障であれば修理も検討したかもしれませんが,これまで散々いろんなところが壊れているあまり素性の良くないであろうこの159に,ここで100万円投資してもいつまた何が壊れるか分からず,とてもそこまでのリスクは冒せません。

憧れの車だった159ですが,残念ながら修理を諦め,廃車にする事にしました。不動車で査定0円だったので,廃車買取業者に引き取りを依頼し,そこの査定は3万円でした。

6月で車検だったので,車検で致命的なものが見つからないといいなあ,とは思っていましたが,まさか車検を受ける事すらできないとは…。

イタ車なのでこういう事が起きないように,とにかくリスクを低くしようと,セレスピードではなく日系企業であるアイシン製のフツーのトルコンATを積んだ3.2Lのグレードにしたのに,それが壊れて廃車になってしまうなんて…。そんなバカな…。

これまで予期させるような症状も何もなく,あまりに唐突な別れで,正直大誤算で大ショックでした…。


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