5番目に買ったマキタ製品,充電式レシプロソー JR184Dです。
「そもそもレシプロソーって何?」と,聞いた事ない人だとそんな感じだと思いますので説明すると,細長い鋸刃を高速で前後させて木材や金属を切断する機械です。私の場合は,ほぼ剪定に使っています。まれにゴミの解体に使う事もあります。
刃物はこんな感じで,木も金属も切りたいので付属品からオプション品BIM52(A-58023)に変えてます。
マキタ(Makita) レシプロソーブレードBIM52(5枚入) A-58023
スイッチはトリガスイッチとパドルスイッチがあって,どちらでも動きますのでいろんな持ち方で使えます。
JR184Dは小型・コンパクトで取り回しに優れた製品です。もっとパワーのあるデカいレシプロソーもありますが,私の使い方ならそんなスゴイのはいらないです。このくらいのパワーでも十分で,取り回しを優先したくてコレを使ってます。もっとハードに使う人はもっとデカくてパワーのあるヤツがイイと思いますけどね。
マキタ(Makita) 充電式レシプロソー 18V 3.0Ah 本体のみ JR184DZ
シラカシやシマトネリコで細い枝は前回紹介したヘッジトリマでバッサバッサ行くんですが,径が2cmくらいあるような太い枝はヘッジトリマではキツイんですね。かと言って剪定鋏で切れるような太さでもないので,もうのこぎりで切るしかないと思うんですよ。そうすると,1本切るのに数分かかると思うんですよ。しかもかなり体力を使います。1本なら行けるかもしれませんが,2本以上はキツイはず。また,切りやすい場所ばかりでもないと思います。
それが,このレシプロソーがあると,秒で切れちゃいます。3000ストローク/分の高速の摺動であっという間です。全然疲れません。
同じように枝を落とす道具としてはチェンソーがありますが,チェンソーってやっぱホントにプロ用の道具ですからね。確かに木を切るという点では効率よく切れるかもしれませんが,しょっちゅう枝打ちや薪割りや伐倒とかする人じゃないと買わない方がイイです。まず,メンテや手入れの大変さがまるで違います。エンジンチェンソーだと混合油の管理も面倒だし,バッテリチェンソーだったとしてもチェーンオイルの管理や,チェーンのテンションのコントロールとか,素人には大変です。しかも使い方を間違えるとキックバックして大ケガ,最悪命を落とす事故もあり得ます。
その点,レシプロソーは非常にお手軽かつ安全です。刃をネジで取り付ければ終わりだし,キックバック等の危ない挙動もしない。チェンソーやグラインダよりも安全な切断工具です。メンテも私みたいにほったらかしでも全然使えますしね。
しかも,刃物次第ですが,チェンソーと違って金属を切る事も可能です。私の場合,たまに出る金属のパイプのゴミ,たとえば金属のつっかえ棒だったりを,バッサリ切る事も可能です。こういうのって微妙な大きさだと捨てるのに困りますよね。粗大ゴミで出すのは面倒だけど,だからと言ってどう考えても普通の燃えないゴミの袋には入らない。そういう場合,金鋸なんて普通持ってないと思いますし,持ってたとしてもそれで金属を切るのってとんでもなく大変ですよね。30分かけても切れない可能性が高い。それが,このレシプロソーだと秒で切れます。燃えないゴミのゴミ袋に入るサイズに切って簡単に捨てられます。チョー便利。ちょっとした家具でも粗大ゴミで出さずともバラシて燃えるゴミや燃えないゴミで出せちゃいます。
マルノコとかとの違いは,このレシプロソーは精密に切るための道具では全くない事です。あくまでラフに切るための道具であり,剪定や解体に使うための道具です。精密に切りたい,切り口をキレイに切りたい,寸法をしっかりコントロールして切りたいという場合はマルノコを使うべきです。なので,日曜大工とかには基本使えません。
ただこのレシプロソーの切り方は少しコツがあって,間違ったやり方だと切れません。切る対象が刃と一緒に振動しないように切らないとダメです。たとえば枝を切る場合だと,使い方を間違うと刃が食い込んで枝を振動させるだけで全く切れてない事になります。そうならないためには,シューと刃で切る対象を挟み込むようにして切らないといけません。この使い方が分かってない人が,よくレビューで切れないとか文句書いてる人がいますが,使い方が分かってないだけです。
そういう訳で,私の場合は剪定や解体で大活躍しています。ヘッジトリマと合わせて使うと便利なこのレシプロソー,使った事のない人で興味持たれた人はぜひ使ってみてください。あまりに簡単に切れるので感動しますし,一生懸命のこぎりでギコギコするのなんてバカバカしくなりますよ。