Nintendo Switch アクトレイザー・ルネサンス

30年前のゲーム「アクトレイザー」のリメイク,「アクトレイザー・ルネサンス」が出たという知らせを受け,さっそく入手!ハマってます。

SFCのゲーム,アクトレイザーと言えば,神様になって魔物がはびこる地上を浄化して人間を守り育てていくというゲームで,アクションゲームとシミュレーションゲームが合体した比較的珍しいタイプのゲームです。

昔のスクウェアが作った名作中の名作ではあるんですが,私にとって思い出深いゲームでして。今は亡き祖父にクリスマスプレゼントで買ってもらって,もちろん遊び倒して,何年後かに初めてゲームを売るという事をしたんですね。そしたら500円くらいだったか,もう二束三文で買い叩かれまして。祖父に買ってもらった大切なゲームを何でこんなはした金で手放してしまったのか,止めればよかった…と,すごく後悔しまして。それからもう二度とゲームは売るまいと誓い,そこから20年以上売らなくなったんですよね。そんな思い出深いゲームなんですが,ついこの間リメイクである「アクトレイザー・ルネサンス」が電撃的に発表と同時に発売されたので飛び付いて購入したのであります。

当時はかなりの高難易度のゲームでしたが,きっと現代に合わせてヌルくなってるだろう…という予想の元,難易度はハードで始めてみました。

SFCではキューピッドみたいな感じだった天使ちゃんも,現代のトレンドに合わせて生意気なショタって感じになってました。性格はちゃんと昔と同じで割と生意気で小憎たらしい皮肉っぽいキャラクターになってます。

そんな天使ちゃんの言う通りまずは人間が住めるようアクションパートに突入!

天空城から地上へ降り立つ時にグルグル回りながら落下していく演出も昔のままで,昔を知る人間はウレシイ!

という事で石像に乗り移って魔物と戦うアクションパートです。かなりキレイになってる!

コレが昔はリアルさを追求してたのか分かりませんが操作のクセが強くて,動きはもっさり気味だし,ジャンプ中は剣を振れるタイミングが決まってたり,一度ジャンプすると魔界村みたいに方向転換できないし(もちろん魔界村みたいに二段ジャンプもできない),道中に即死のワナが多いし,意地悪な敵も多いしで,とにかく死にまくって覚えるしかないという感じのゲームだったんですが,このアクトレイザー・ルネサンスはかなり操作しやすくなっています。まず,マリオみたいにジャンプ中にいくらでも方向転換できれば何回でも剣も振れるし,かなり直感的に操作できる。連撃や斬り上げや斬り降ろしや防御やバックステップといった新アクションも追加されててかなり敵を攻撃しやすく敵の攻撃も避けやすい。落ちようがトゲに刺さろうが即死はしない(ダメージは受ける)し。ただその代わりHPやMPも数値化されて,敵の攻撃も一律同じダメージじゃなくなって,敵の強烈な攻撃で一気にHPを持ってかれて死ぬという事も新たに追加されています。という事で予想通り現代に合わせて操作しやすくなり,その分難易度は低くなってますね。

と言いつつ死にまくって難易度ハードにした事を後悔しつつあったのですが…。

特に最初のフィルモアのボス,セントール!昔と全然動きが違う!昔の知識が邪魔をして死にまくりました。

このゲームオーバーになった時の天使ちゃんのセリフは昔と変わってません。

そんなセリフ確認する事何十回,やっとセントールの動きを覚えて倒せました!何か最近歳のせいか敵の動きが分かってても自キャラクターを思い通り操作できないので苦労しました。何か昔ならこんな事なかったのになー。

という事でようやくクリエイションパート!人間を導びいたり,天候を操る神の奇跡などを使って発展させていきます。

クリエイションパートは新要素が多く,魔物の巣を封印するのもアクションパートが追加されたり。

「英雄」と呼ばれる中心人物が登場したり。

「魔軍の侵攻」というRTSみたいなモードがあって,「英雄」や人間の力で魔物を撃退したり。

人々の信仰心で力を取り戻し,フィルモアの人々を呪いで苦しめるミノタウロスを討伐に行くというフィルモアACT2も昔と同じようにありました。ミノタウロスも昔は細マッチョって感じでしたが,今作はゴリマッチョって感じになってました。

で,やはり昔と動きの違うミノタウロスに死にまくりながらも撃破!

フィルモアを魔物の脅威から解放したのでした。

という事で,いろいろ新要素も入ったアクトレイザー・ルネサンスですが,私としてはかなり良いリメイクだという感想です。こんなマトモなリメイクは何年振りか分からないくらいです。正直,スクエニってこんなちゃんとしたリメイク作れるんだ!とビックリしました。FF/DQのリメイクばっか作ってるから意外と得意なのかね?大抵こういうのってデザインや世界観や音楽がガラっと変わっちゃったりしたのが気に入らなかったり,新要素を入れたのがロクでもなかったり邪魔くさかったりして原作の良さをぶち壊したロクでもないのになりがちなのですが,このアクトレイザー・ルネサンスの新要素に関しては私はポジティブな感想を持ちました。このゲームに楽しくてハマってます。音楽も古代サウンドが相変わらずイイし。

正直,あまりケチを付けるところもないのですが,しいて言うならアクションパートの難易度が下がってる事くらいですけど,そこはいろいろ縛りプレイをすれば難易度は調整できるし,難しすぎてくじけちゃうよりは,プレイヤー側でいろいろ調整できる方が現代の時間のないゲーマーには合ってるのではないでしょうか。

という事でオススメです。


ACTRAISER – ORIGINAL SOUNDTRACK & SYMPHONIC SUITE [12 inch Analog]

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大