かなり前の話で書こうと思っててずっと書いてなかった,Nintendo Switch Onlineで配信されたMOTHER2の話です。
今年の2月10日にNintendo Switch OnlineでMOTHERおよびMOTHER2が配信されたので,配信されたその日にプレイしました。MOTHERは難易度的にちょっとキツイので,まずはやさしいMOTHER2から。
このゲームは私が小学生くらいの時に初めてプレイしてドハマりして,それ以来もう何回クリアしたか分からないくらい定期的にプレイしているゲームですが,何回やっても楽しいですね。こんな定期的に10回以上クリアしてるのはMOTHER2とロマサガ2・3くらいです。
何がイイかっていうともう正直語り尽くせないのですが,世界観,キャラクター,セリフ,テキスト,音楽,何を取ってもイイですよね。
悪いところは何もないのだけど,あえて粗探し的に言うなら,ゲームバランスはあまり良くない(MOTHERとは逆に2は敵が弱すぎる,もしくはこっちの武器やPSIが強すぎる,レベルが簡単に上がり過ぎる)のと,やっぱり道具を持てる数が少ないのが現代のゲームと比較するとちょっと不便だなと今回久しぶりにやってみて改めて思いました。
剣ではなくバットを振り回して攻撃するのも,薬草ではなくハンバーガーやクッキーを食べて回復するのも,斜めに歩くのも,ドラムカウンター式のパラメータ表示も,戦闘用BGMだけでも何種類あるか分からないくらい多いのも,何もかも当時は画期的でした。
GBAのリメイクのMOTHER1+2は音楽が酷すぎだった(まるで違った)けど,このNintendo Switch Onlineはベタ移植なので,音楽の再現性もバッチリです。
敵キャラも含めたいろんなキャラクターも個性的で魅力的だったし,糸井重里のセリフ回しや説明文も遊びがあってすごく楽しかった。
道中も,笑いもあり,涙もあり,すごくシナリオのバランスが良い。そこがMOTHER3なんかとは違う。やってても楽しさと心地よさしかない。
最強装備やレアアイテムの収集要素も結構大変なのが用意されてるからやり込み派であっても大丈夫(?)だし,ちゃんと最強装備全部取った事もあります。今回はおうじゃのつるぎくらいしか取ってないけど…。
そんな最高のゲームだったからこそ,MOTHER3を12年経とうがハードが何代変わろうがずっと楽しみに待ってたし,プレイした後はMOTHER3をMOTHERシリーズとしては認められなかった。暗すぎでお涙頂戴的で一本道過ぎなシナリオも,サウンドバトルとドラムカウンターのちぐはぐな組み合わせも,トイレの男マークが最強のPSIを使ってくる事まで,とにかく何もかも気に入らないし受け入れられなかった。MOTHERのタイトルが付いてなかったら,あんなに待たされてなかったら,別に普通に良いゲームだったのですが。
私は今でもそんな「MOTHERは2まで原理主義者」のままですが,そんな風になってしまうほどコレは良いゲームなので,Nintendo Switch Onlineで気軽に遊べる今,ぜひともやった事ない人は遊んでみて欲しいですね。スマブラとかで出てくるネスやマジカントが出てくるゲームって何だろうと気になってる人も,そうでない人も。特に,MOTHERは正直現代でやるには(難易度的に)キツイかもしれませんが,このMOTHER2はずっととっつきやすいですからね。さじを投げたりキツさを感じる事はほぼないはずです。MOTHER2の世界を味わってみてください。