東野圭吾 新参者(2009) ★★★★★

東野圭吾の加賀恭一郎シリーズ第8作です。今作から加賀が練馬署から日本橋署に異動しています。ドラマ版が始まる1日前に読んだのですが,もうそれも5年も前なんですね。

日本橋でとある女性が絞殺される殺人事件が発生。日本橋署に異動になった加賀恭一郎が新参者ながらも日本橋という町にできるだけ溶け込もうと,人情味あふれる町の人々が抱える問題をいろいろと解決していきます。それは事件とはほとんど関係のないような事柄も多いのですが,面倒くささをみじんも感じさせない加賀の人柄の良さが随所に表現されています。

そんな町の人たちからの観点での1話完結の話が続けられるのですが,徐々にそれらがつながってきて最後に殺人事件が解決される作りになっています。読後感も非常にすがすがしくスッキリしており,自分が読んだ加賀恭一郎シリーズの中では1番だと思っています。これを読んだ後に過去の加賀恭一郎シリーズもすべて読みました。ドラマも特に不満もなく楽しく見ていました。


新参者 (講談社文庫)
東野 圭吾

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講談社 2013-08-09
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